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奇跡のような出来事



つなぎゅれーたーの愛真(えま)です。知っている人もいるかもしれませんが、私は2009年にケニアのNYUMBANIというHIV孤児施設を初めて訪れてから、その施設とそこで出会った一人のイノセントという男の子を2014年まで支援していました。始めて出会った当時、イノセントはまだ幼く、4歳の体の小さな男の子でした。目が合うとニコッと笑ってくれる笑顔が、今でも忘れられません。


わたしは当時、年に一度は休暇を使って施設を訪れ、施設のニーズをヒアリングし、日本でファンド・レイジングを続け、交流を続けていました。ほんの少しの時間でも、彼や施設の子どもたちにとって心の支えになれたらと願っていたし、実際に子供たちと交流するたびに、わたし自身が大きな力をもらっていたように思います。


でも、2015年に会社を退職して独立することになり、施設を訪れることができなくなってしまいました。また、個人から子どもへのギフトや連絡はNGだったため、次第に交流が途絶えてしまいました。


そんな中、2018年のある日、以前勤めていた会社の契約マンションから、一通の手紙が転送されてきました。差出人は、イノセント。驚きと懐かしさで胸がいっぱいになり、すぐに孤児施設に連絡をとりました。スタッフの方からは、「今、イノセントは家族と暮らしていて、元気に過ごしていますよ」と教えてもらい、少し安心したのを覚えています。


「家族」という言葉を聞いて、両親は亡くなっているはずだから、もしかしたら遠い親戚に引き取られたのかな?とも思いましたが、個人的な連絡先もわからず、それ以上のやり取りはできずに時間が過ぎていきました。


そして今日、本当にびっくりする出来事が起こりました。なんと、イノセントからFacebookでメッセージが届いていたのです。実は少し前から連絡をくれていたのに、友達になっていなかったので、メッセージに気づかずにいたのですが、たまたま知らない人たちのメッセージの中から彼のメッセージを見つけたときは、本当に驚きました。


彼はもう立派な青年になっていて、「自動車工学を学んでいる」と教えてくれました。そして子供のときに「自分のことを息子のように接してくれた人が、自分の人生にいたことを、ずっと覚えている」そして、「突然いなくなったことがとても寂しかった」と、素直な気持ちを伝えてくれました。


まさかこんなふうに、再びイノセントとつながることができるなんて思ってもいませんでした。まさに奇跡のような出来事です。


今、わたしはイノセントにどんな形で関われるだろう?

大人になった彼に、何かしてあげられることはあるのかな?

そんなことを思いながら、彼が元気に成長していたことに心から感謝しています。


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