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変化は気づきから始まる



先日、大手企業の執行役員の方と、その方の上司、つまりコーチングのスポンサーである代表取締役社長と、わたしの3名でアライメント・ミーティングを行いました。


あらかじめ「どんなことを社長に伝えたいか、考えておいてくださいね」とはお伝えしていたものの、時間は限られているし、必要なことはわたしが補足しよう、くらいに思っていたんです。


ところが、30分という限られた時間の中で、その執行役員の方は、自身のコーチングセッションを通じての気づき、そしてそこからの実際の行動の変化について、20分にもわたって丁寧にシェアしてくださいました。


その内容が本当に素晴らしく、心から感動しました。


たとえば――

・これまで「自分と異なる意見をどう理解させるか」に意識が向いていたこと

・上司として「正解を出して部下を導かねば」と思い込んでいたこと

・リーダーとして「強くあらねば」と弱さを見せないようにしていたこと


それらに気づき、「自分のあり方」を問い直し、実際の関わり方を変えてこられたという変化を、言葉も含め、全身で伝えてくれたのです。


上司である社長も、「ものすごい量の気づきと変化ですね!」と感心されていました。


人が自分の「当たり前」や無意識の習慣に気づき、

「じゃあ、自分にとって、チームにとって、何がもっと機能する?」と問い、行動を変えていく。

それは簡単なことではありません。


でも、その「意識する」という筋肉を使いはじめたとき、

人は自分にも、周囲にも、そして未来にまで影響を与えはじめます。


まるで、これまで存在しなかった可能性の扉が、ふと開いたような感覚。


そういう瞬間に立ち会えるたび、わたしはこの仕事をしていて本当によかったと、心から思います。


そして、このような変化は、誰にでも起こり得ます。

あなたがこれまで「正しい」と信じていたことや、

「こうあるべき」と思っていた思考のクセ。


それらに気づき、手放す選択をすることで、あなたの未来の景色は、思いもよらないほど変わっていくかもしれません。


今、あなたが無意識に持っている前提はなんでしょう?

それは、本当にあなたの望む未来に機能していますか?


気づくことからすべてが始まります。



 
 
 

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